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麻痺薬
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しびれぐすり
ふりがな文庫
“
麻痺薬
(
しびれぐすり
)” の例文
旧字:
麻痺藥
酒屋の白日鼠、仰天して戻るやいな、
絡
(
から
)
み合いの争いと見せ、それを
潜
(
くぐ
)
って、呉用先生が、すばやく、
麻痺薬
(
しびれぐすり
)
を椀に入れ、その手で、桶の酒を汲もうとする。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
総体の様子がどうも薄気味の悪いところで、私はこの坂に来て、武の家の前を通るたびにすぐ水滸伝の
麻痺薬
(
しびれぐすり
)
を思い出し、
武松
(
ぶしょう
)
がやられました
十字坡
(
じゅうじは
)
などを想い出したくらいです。
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
お気の毒だと介抱して呑ませた薬は
麻痺薬
(
しびれぐすり
)
だ、
手前
(
てめえ
)
の身体がきかねえうちに
衣類
(
きもの
)
から懐中物まで
引攫
(
ひっさら
)
って
遁
(
に
)
げるのを、
盗人仲間
(
どろぼうなかま
)
で
頭突
(
ずつき
)
というのだ、あの時
攫
(
さら
)
った書付からまんまと首尾よく八十両
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
麻痺薬
(
しびれぐすり
)
の
酸
(
す
)
ゆき
香
(
か
)
に日ねもす
噎
(
む
)
せて
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
がんじ
絡
(
がら
)
めに荒縄をかけたうえ、
麻痺薬
(
しびれぐすり
)
が
醒
(
さ
)
めたところを、また寄ッてたかッて蹴るやら撲るやらしたもんでしょう。坊主頭も見られたざまじゃありません。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
麻痺薬
(
しびれぐすり
)
の使われた手順だが、これがまた、すこぶる手のこんだ筋書だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
麻
常用漢字
中学
部首:⿇
11画
痺
漢検1級
部首:⽧
13画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
“麻痺”で始まる語句
麻痺
麻痺剤
麻痺状態
麻痺力
麻痺状
麻痺藥
麻痺症状
麻痺的症状