“痳痺”の読み方と例文
読み方割合
まひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度ちょうどその間四五ちょうばかりというものは、実に、一種何物かに襲われたかのようなかんじがして、身体からだが、こう何処どことなく痳痺まひしたようで、とても言葉に言い現わせない心持こころもちであった、しかし
白い蝶 (新字新仮名) / 岡田三郎助(著)
うまい局所へ酒が回って、刻下の経済や、目前の生活や、又それに伴う苦痛やら、不平やら、心の底の騒がしさやらを全然痳痺まひしてしまった様に見える。平岡の談話は一躍して高い平面に飛び上がった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)