“伯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はく64.7%
5.9%
おじ5.9%
がみ5.9%
きみ5.9%
ぱく5.9%
ブラジル5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
番目ばんめには露國文豪ろこくぶんがうトルストイはく傑作けつさく千古せんこゆき」とふのと、バンカラ喜劇きげき小辰こたつ大一座おほいちざふのが、赤地あかぢしろいてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「へい、出てめえりました。さまのお手紙にゃ、江戸へのぼる事アなんねえという御異見でしたが」
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ干支えとに生れた同年の者が交際するには干支の兄、干支の弟という意味で庚兄こうけい庚弟こうていと呼びあい、その子や甥などは干支のおじさんという意見いみで、それを庚伯こうはくと呼ぶの風習があった。
水莽草 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
にはかにも飢ゑてものほしげなるに、彼此をちこち六六𩛰あさり得ずして狂ひゆくほどに、たちまち文四が釣を垂るるにあふ。其のはなはだかんばし。心又六七がみいましめを守りて思ふ。我はほとけの御弟子なり。
【プロヴェンツア】一二四六年、シヤルル・ダンジューがプロヴァンスのきみなるラモンド・ベリンギエーリの女ベアトリスを娶れるためこの地フランス王家に屬せり
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
途中、敦賀にて入道され、法名を一ぱくと付けられた。時に元和げんな九年五月のことで、忠直卿は三十の年を越したばかりであった。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ブラジルの野はコーヒーの林がつらなり、舞城ブエノスアイレスは牧草の地が広がっている。羅江ラプラタ湾をくちとすれば、安岳アンデス山脈の雪をころもとしよう。天然の恵みは無尽蔵であるが、どうして人の住むことが少ないのであろう。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)