“河伯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわのかみ50.0%
うみのかみ25.0%
かっぱ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵人と吉備中国きびのなかつくにの人が、河伯かわのかみまた大虬みづちひさごを沈めよと註文せしに沈め得ず、由ってその偽神なるを知り、また斬り殺した二条の話あるを見ると、竜類は瓢を沈め能わぬ故、忌むとしたのだ。
こゝろなく投げかさねたらむやうに見ゆる、いしずゑの間より、水流れ落ちて、月はあたかも好し棟の上にぞ照りわたれる。河伯うみのかみの像は、重き石衣いしごろもを風に吹かせて、大なる瀧を見おろしたり。
伯耆ほうき美作みまさかでは大猿を祭り、河内では河伯かっぱを崇めると云う。これらの迷信は捨てなければならない
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)