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疊
読み方 | 割合 |
たゝみ | 37.9% |
たゝ | 31.8% |
でふ | 12.1% |
でう | 3.0% |
かさ | 3.0% |
じやう | 1.5% |
じよう | 1.5% |
た々み | 1.5% |
たた | 1.5% |
たたな | 1.5% |
たたみ | 1.5% |
たヽ | 1.5% |
ぢよう | 1.5% |
|
たゞ
自分が
今坐つてゐる
疊の
色や、
天井の
柾目や、
床の
置物や、
襖の
模樣などの
中に、
此屏風を
立てて
見て、
夫に、
召使が
二人がゝりで
其頃は
東京の
家を
疊むとき、
懷にして
出た
金は、
殆んど
使ひ
果たしてゐた。
彼の
福岡生活は
前後二
年を
通じて、
中々の
苦鬪であつた。
此冬になつて、
晝のうち
炬燵を
拵らえたのは、
其日が
始めてゞあつた。
夜は
疾うから
用ひてゐたが、
何時も六
疊に
置く
丈であつた。
何お
峯が
來たかと
安兵衛が
起上れば、
女房は
内職の
仕立物に
餘念なかりし
手をやめて、まあ/\
是れは
珍らしいと
手を
取らぬばかりに
喜ばれ、
見れば六
疊一
間に一
間の
戸棚只一つ
積み
疊ねたる
柑子、地に
委ねたる鐵の器、
破衣、その外いろ/\の骨董を列ねたる
露肆の側に、古書古畫を賣るものあるを見き。
導かるゝまゝに
入込んだのは、
階上の
南端の
一室で、十
疊位いの
部室、
中央の
床には
圓形のテーブルが
据へられ、
卓上には、
地球儀や
磁石の
類が
配置され
子には
襤褸を
下げさせ
家とては二
疊一
間の
此樣な
犬小屋、
世間一
體から
馬鹿にされて
別物にされて、よしや
春秋の
彼岸が
來ればとて、
隣近處に
牡丹もち
團子と
配り
歩く
中を
彼はそれでも
疊の
上に
射し
込む
光を
厭うて
廂に
近く
筵を
吊る。
歪んだ
戸がぎし/\と
鳴るのにそれが
彼等の
西瓜や
瓜の
畑を
襲ふ
頃であれば
道端の
草村から
轡蟲を
捕つて
行つて
雨戸の
隙間から
放つ。
疊はる
木群のうしろ明るめり月の光の立ちそめにけり
二十
間にも
餘る
巨大な
建物は、
見るから
毒々しい
栗色のペンキで
塗られ、
窓は岩
疊な
鐵格子、
其でも
尚だ
氣が
濟まぬと
見えて、
其の
内側には
細い、
此も
鐵製の
網が
張詰めてある。
人にも
見せず
落さぬ
樣に
御覽に
入れろと
吾助の
言ひしは、
畫よりも
良きに
相違はなし、
是非人形を
賜はれとて
手渡しするに、
何心なく
開らきて
一二行よむとせしが、
物言はず
疊みて
手文庫に
納めれば
例になき
子細らしきお
客を
呼入れて二
階の六
疊に
三味線なしのしめやかなる
物語、
年を
問はれて
名を
問はれて
其次は
親もとの
調べ、
士族かといへば
夫れは
言はれませぬといふ