“たたみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.1%
0.9%
0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卜斎ぼくさい鉄拳てっけんをくったせつなに、仮面めんは二つにられてしまった。そして二つに割られた仮面が、たたみの上に片目をあけて嘲笑あざわらっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母親と聞いて文三のしおれ返るを見て、お政は好いせめ道具を視付みつけたという顔付、長羅宇ながらう烟管きせるたたみたたくをキッカケに
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ト唇を反らしていうを聞くやいなや、お政はたちまち顔色を変えて手に持ッていた長羅宇ながらう烟管きせるたたみへ放り付け
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
二十けんにもあま巨大きよだい建物たてものは、るから毒々どく/\しい栗色くりいろのペンキでられ、まどは岩たたみ鐵格子てつがうしそれでもまぬとえて、内側うちがはにはほそい、これ鐵製てつせいあみ張詰はりつめてある。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)