“卜斎”の読み方と例文
読み方割合
ぼくさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、そこが卜斎ぼくさい細工小屋さいくごやか、東のすみにぽッと明るいほのおがみえて、トンカン、トンカン、つち鉄敷かなしきのひびきがしている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
卜斎ぼくさいは、つれてきた半助などには目もくれず、頭からこのなまけ者の抜け作などとどなりつけて、さんざん油をしぼったあげく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まかりでました者は、富士の裾野すそのの住人はなかけ卜斎ぼくさいの弟子鏃師やじりし蛾次郎がじろうと申す者、ご主人半助さまに、至急お目にかかりとうぞんじます」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)