“木群”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こむら55.6%
コムラ44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
槻落葉つきのおちばでタカツキノムラと訓み、「高く槻の木の生たる木群こむらをいふなるべし」といって学者多くそれに従ったが、生田耕一氏が、高は山城国綴喜つづき郡多賀郷のタカで
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もう梢を離れるらしい塒鳥ねぐらどりが、近い端山はやま木群こむらで、羽振はぶきの音を立て初めている。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
もう梢を離れるらしい塒鳥が、近い端山ハヤマ木群コムラで、羽振ハブきの音を立て初めてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
をちこちの木群コムラのいろのさだまりて、高原ふかき夜霧と なりたり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)