“内職”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないしよく73.7%
ないしょく26.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ面白おもしろい、近頃ちかごろ落語らくご大分だいぶ流行はやるから、何所どこかで座料ざれうとつ内職ないしよくにやつたら面白おもしろからう、事によつたら片商売かたしやうばいになるかもしれない。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
えうするに娘が内職ないしよくするは親に関することなく妻が内職ないしよくは夫にくわんすることなし、一経営上けいえいじやう全くこれは別口べつくちのお話とも申すべきものにそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
母は、午前中はある病院びょういんのそうじおんなとしてはたらき、帰ってからは輸出向ゆしゅつむきのハンケチのへりかがりを内職ないしょくにしていた。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
そのうちには、いもうとがあります。おとうとがあります。父親ちちおやは、んでしまってないために、病身びょうしん母親ははおやは、じっとしていることもできずに内職ないしょくをしています。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)