“別口”の読み方と例文
読み方割合
べつくち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えうするに娘が内職ないしよくするは親に関することなく妻が内職ないしよくは夫にくわんすることなし、一経営上けいえいじやう全くこれは別口べつくちのお話とも申すべきものにそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
中田屋の一件とは別口べつくちで、千生さんは少し筋の悪いことがあって、当分は身を隠していなければならない。その隠れは知れているが、今すぐに逢わせるわけには行かない。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かまことはない呼出よびだしており、わたしのなぞといつたら野郎やらうから心替こゝろがはりがしてかほてさへすのだから仕方しかたがない、どうであきらもの別口べつくちへかゝるのだがおまへのはれとはちが
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)