“ないしよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
内職100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まへさんそのさけへるほどならやとおひなさるを無理むり仕事しごとくだされとはたのみませぬ、わたし内職ないしよくとてあさからにかけて十五せんせきやま
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
木偶之坊でくのばうこしらへれば、内職ないしよくにお玉杓子たまじやくしつたでがす。獅子頭しゝがしら閻魔様えんまさま姉様あねさまくびの、天狗てんぐめん座頭ざとうかほ白粉おしろひればべにもなする、青絵具あをゑのぐもべつたりぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
道端みちばた人家じんかは道よりも一段低い地面に建てられてあるので、春の日の光をよそに女房共がせつせと内職ないしよくして薄暗うすぐら家内かないのさまが、とほりながらにすつかりと見透みとほされる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)