“座頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざがしら58.0%
ざとう39.1%
おやじ1.4%
ザトウ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
座頭ざがしら太夫はもと船頭で、からの国へ漂流いたし、その節この玉乗りを習い覚えて帰ったとかいううわさじゃが、まさかにうそではあるまいな」
座頭ざとうまをすやう、吾等われら去年いぬるとしおとにきゝし信濃しなのなる木曾きそ掛橋かけはしとほまをすに、橋杭はしぐひまをさず、たによりたに掛渡かけわたしのてつくさりにてつな申候まをしさふらふ
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ところで、たびたび申し上げました、村次郎のことでござんすが、座頭おやじ行衛ゆくえについて、一度ぜひお耳に入れたいことがございますので」
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
だが其は性格不明な座頭ザトウが蕎麺を喰ひ、老車夫が如何にも老車夫らしく車を挽く様を演じてゐる場合と、ちつとも違つて居ないのである。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)