“御座頭”の読み方と例文
読み方割合
おざとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見て非人共は耳語さゝやきあひ何と彼の座頭ざとうは幸手の富右衞門とやらの由縁ゆかりの人と見えるがどうだ少しでも酒代さかてもらつてくびやらうではないかと相談なしモシ/\御座頭おざとうさん高くは云れねへが首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「さて/\御座頭おざとう大力だいりきかな、われすこちからあり、なんなぐさみながら力競ちからくらべせまじきか。」
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
感じ悦び夜と共に物語りしてやすみける城富もひるつかれによく寢入ねいりし夢の中に身のたけ六尺ばかりの大のをとこ兩眼りやうがん大きくかみひげ蓬々ぼう/″\と亂れいとあやし氣なる有樣にて悠々のさ/\枕邊まくらべへ來る故夢心に城富は吃驚びつくりしける處に彼の男城富に向ひて若し/\御座頭おざとう樣何の由縁ゆかりもない私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)