“酒代”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかて82.6%
さかだい10.9%
さかしろ4.3%
さかで2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おウッ! 駕籠え! いそぎだ、酒代さかてエはずむぜ、肩のそろったところを、エコウ、あらららうアイ! てッんだ。やってくんねえ!」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
取てたのまれしとて罪の處は同じ事だぞと申さるゝに多兵衞は彌々いよ/\閉口へいこうなし實に恐れ入ました金子をべつに取てたのまれたと申ではなく少々せう/\ばかりの酒代さかだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
赤瀬氏の奥さんはいつ汲取りに行ってもにこにこして、御苦労さん、ありがと、と云いながら、いくらかの酒代さかしろをかならず包んでくれるのである。赤瀬春吉氏は彼の事業にとっては更生の恩人である。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
酒代さかでんなけりや、こつちのはう寺錢てらせん出來できてるよおめえ寶引はうびき仲間なかまがこちらをかへりみていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)