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酒代
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さかだい
ふりがな文庫
“
酒代
(
さかだい
)” の例文
取て
頼
(
たの
)
まれしとて罪の處は同じ事だぞと申さるゝに多兵衞は
彌々
(
いよ/\
)
閉口
(
へいこう
)
なし實に恐れ入ました金子を
別
(
べつ
)
に取て
頼
(
たの
)
まれたと申ではなく
少々
(
せう/\
)
計
(
ばか
)
りの
酒代
(
さかだい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
兼吉
(
けんきち
)
も
五郎
(
ごろう
)
も主人に、おれがあやまるからといわれては口はあけない。
酒代
(
さかだい
)
一
枚
(
まい
)
でかれらはむぞうさにきげんを
直
(
なお
)
した。水車の
回転
(
かいてん
)
も
止
(
と
)
めずにすんだ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
滿谷と
柚木
(
ゆのき
)
が当分ロウランスのアトリエへ通ふ事になつて
昨日
(
きのふ
)
その同学生との顔繋ぎの式があつた。新入生が一
人
(
にん
)
三十フラン
宛
(
づゝ
)
の
酒代
(
さかだい
)
を出して饗応するのである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「うんもっともだ。さあこれだけやろう。つりは
酒代
(
さかだい
)
だ。」と云いながらいくらだかわけのわからない大きな
札
(
さつ
)
を一
枚
(
まい
)
出してすたすた玄関にのぼりました。みんなははあっとおじぎをしました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一晩漁に行けば、二三日分の
酒代
(
さかだい
)
はわけなく
稼
(
かせ
)
げるのでした。
正覚坊
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
▼ もっと見る
以て
見遁
(
みのが
)
し遣はさん併ながら手先の者共へ
酒代
(
さかだい
)
にても遣はさねば相成らずと申を
聞
(
きゝ
)
文藏は
蘇生
(
よみがへり
)
たる心地にて大に喜びこれこそ地獄の沙汰も
金
(
かね
)
次第と
目明
(
めあか
)
し方の兩人へ
所持
(
しよぢ
)
せし有金三十七兩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
するが怪い者には決してござらぬと云に雲助共は
更
(
さら
)
に
聞入
(
きゝいれ
)
ずそんなら
酒代
(
さかだい
)
を置て
行
(
ゆけ
)
只通してなるものかと半四郎一人を
取卷
(
とりまき
)
ける故半四郎も今は是非なく
覺悟
(
かくご
)
を
極
(
きは
)
め
猶
(
なほ
)
内懷
(
うちふところ
)
にて胴卷を
確
(
しつ
)
かと結び帶を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽
酒盃