“目明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めあか60.0%
めあかし32.0%
めあ4.0%
めあき4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これだ」ふところをのぞかせた。紺房こんぶさ十手じってがある。「目明めあかし」と聞くと、多市は何思ったか、振りきって、また一散にそれてしまった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして南町奉行中山出雲守の手から、曲淵治左衛門まがりぶちじざえもんと広瀬佐之助の二人が群がる人々を分けながら両三人の目明めあかしを連れて入ってきた。
傾城買虎之巻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
ジャンは卜占者にふさわしいようなものものしい学者めいた服装ふくそうをし、目明めあきには見えないものが見え、目明きには考えられないものが考えられるとふれて回って
かたわ者 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それで彼等かれらよる時刻じこくると、目明めあき手曳てびきがだんだんと家々いへ/\くばつてあるく。さうしては手曳てびきがそれをあつめてれてかへつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)