“めあかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目明61.5%
目証23.1%
探訪7.7%
放免7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、佐幕方の、目明めあかし文吉に対抗させるため、長州藩が利用している目明の、縄手の嘉十郎は云って、植甚の方へ歩きかけた。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
目明かしの名はその実「目証めあかし」で、犯人の顔を熟知している仲間の者として、犯人の首実検をなさしめ、目を以て証明あかしをなさしめる事から起った名かと思われる。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
付村の探訪めあかし薩摩傳助さつまでんすけ赤貝あかがひ六藏の二人をつれのどかわきし體にて此寺へ這入り水をこひのまんとしながら樣子をうかゞひ居たるにお芳は味噌みそたらぬとて臺所へ來り老僕おとなに味噌を出させるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これを待ッていたらしい地元の放免めあかしを先頭に、出屋敷の掘割口だの裏門までの、地形しらべにも念を入れた上、やがてのこと
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)