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目明
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めあかし
ふりがな文庫
“
目明
(
めあかし
)” の例文
そして南町奉行中山出雲守の手から、
曲淵治左衛門
(
まがりぶちじざえもん
)
と広瀬佐之助の二人が群がる人々を分けながら両三人の
目明
(
めあかし
)
を連れて入ってきた。
傾城買虎之巻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
と、佐幕方の、
目明
(
めあかし
)
文吉に対抗させるため、長州藩が利用している目明の、縄手の嘉十郎は云って、植甚の方へ歩きかけた。
甲州鎮撫隊
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
目明
(
めあかし
)
の鼻介は十手の名人日本一だという大そうな気取りを持っていた。その証拠として彼があげる自慢の戦績を列挙すると、次のようなものである。
落語・教祖列伝:04 飛燕流開祖
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
何
(
なん
)
で甚藏が呶鳴るかと
他人
(
ひと
)
の耳にも這入り、
目明
(
めあかし
)
が居るから、おかしく勘付かれて、あいつが縛られて叩かれると喋るから、
何
(
ど
)
の道新吉さん仕方がない
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
付込
似
(
にせ
)
役人と相成三吉小猿を
目明
(
めあかし
)
となし私儀は御役人の
體
(
てい
)
にて夫婦を
召捕
(
めしとり
)
金子三十七兩を出させ其場を
見遁
(
みのがし
)
申候其後十二月
初旬
(
はじめ
)
手下
(
てした
)
の者を原澤村の名主方迄
遣
(
つかはし
)
樣子
(
やうす
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
目明
(
めあかし
)
の類、物々しく詰め合ひて、
毬棒
(
いがばう
)
、
刺叉
(
さすまた
)
林の如く立並べり。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
武州入間
郡
(
ごおり
)
赤尾村に、磯五郎という
目明
(
めあかし
)
があり、同時に賭場を開いていて、大勢の
乾児
(
こぶん
)
を養っていた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「アレが
目明
(
めあかし
)
の良助さんばい」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論