“見遁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みのが92.5%
みの6.5%
みのがし1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「親分さん、決して逃げも隱れもいたしません。——が、たつた三日だけお見遁みのがしを願ひます。娘の祝言が濟んで了つたら私は——」
「いいえ、不可いけません。御前様のおっしゃりつけです。どうしても御連れ申します。」「そうはいわずに見遁みのがしておくれ、頼むわねえ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
付込にせ役人と相成三吉小猿を目明めあかしとなし私儀は御役人のていにて夫婦を召捕めしとり金子三十七兩を出させ其場を見遁みのがし申候其後十二月初旬はじめ手下てしたの者を原澤村の名主方迄つかはし樣子やうす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)