“みのが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見遁62.0%
見逃21.2%
見免6.6%
見逭3.6%
見脱2.9%
看過1.5%
看逃0.7%
見逸0.7%
身遁0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭髪の房々とあるのが、美しい水晶のような目を、こう、俯目ながらしゅうって、列を一人一人見遁すまいとするようだっけ。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたしが何かの話の工合で、先方の父親に兜町の景気を一寸した時、若者が露骨にな顔を見せたことも、わたしは見逃さなかつた。
愚かな父 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
それを嫌う人は嫌うのだが、軽浮に堕ちない点を見免してはならぬのである。この石見から上来する時の歌は人麿としては晩年の作に属するものであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
抽斎は人の寸長をも見逭さずに、これに保護を加えて、どその瑕疵を忘れたるが如くであった。年来森枳園扶掖しているのもこれがためである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
二人は家内の紳士をふことのめて鄭重なるをりて、彼の行くより坐るまで一挙一動も見脱さざりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そして彼にのみ彼の真実の一切を要求して居たのではなかつたか。俺は屡この女の放埒を看過した。傍観者のやうな態度で、彼の狂態を冷かに眺めて居た。
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)
その反面に双方が倦怠を感じたのも事実で、いには何か居辛いような気持もしたほど、周囲の雰囲気に暗い雲が低迷していることも看逃せないのであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その実何の考えもなく敲き続くるうち問う人の動作を視てたちまち止まるので、当人が見分け得ぬ隠微の動作に細かく注意して見逸さぬところは驚嘆に余りありとあった。
されども其の者の行方は未だ知れませんが、全く知らん車夫ゆえ橋本幸三郎はい塩梅に身遁れは出来ましたが、是がために二週間ばかりと云うものは頓と出るも引くも出来ませんで
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)