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見脱
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みのが
ふりがな文庫
“
見脱
(
みのが
)” の例文
線路
(
レール
)
の枕木を切り出す
山林
(
やま
)
を見に、
栗山
(
くりやま
)
の方へ、仲間と一緒に出向いて行った。大分
費
(
つか
)
い込みの出来た叔父は一層
儲
(
もう
)
け口を
見脱
(
みのが
)
すまいとして
燥
(
あせ
)
っていた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
二人は
家内
(
かない
)
の紳士を
遇
(
あつか
)
ふことの
極
(
きは
)
めて
鄭重
(
ていちよう
)
なるを
訝
(
いぶか
)
りて、彼の行くより坐るまで一挙一動も
見脱
(
みのが
)
さざりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
われわれの最大の美しい関心事は、人間活動の中の最も高い部分に位置する道徳と理智とを
見脱
(
みのが
)
して、どこにも美しさを求めることが出来ぬ。「われら何をなすべきか」と能動主義者は云う。
純粋小説論
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
そしてそう思ってみると、ぴんと
口髯
(
くちひげ
)
の上へ
跳
(
は
)
ねたこのドクトルの、型で押し出したような顔のどこかに、
梢家
(
こずえけ
)
の血統らしい面影も
見脱
(
みのが
)
せないのであった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当