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口髯
ふりがな文庫
“口髯”の読み方と例文
読み方
割合
くちひげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちひげ
(逆引き)
と弁護士の方も軽く会釈したが、彼は五十五六の年輩の、
硬
(
こわ
)
い
口髯
(
くちひげ
)
も頭髪も三分通り銀灰色で、骨格のがっちりした
厳
(
いか
)
つい紳士であった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ただ
胡麻塩
(
ごましお
)
色の
口髯
(
くちひげ
)
が好い加減な所から乱雑に
茂生
(
もせい
)
しているので、あの上に
孔
(
あな
)
が二つあるはずだと結論だけは苦もなく出来る。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
白っぽい
浴衣
(
ゆかた
)
に
兵児
(
へこ
)
帯をしめ、田舎臭い円顔に
口髯
(
くちひげ
)
を
生
(
はや
)
した年は五十ばかり。手には風呂敷に包んだものを持っている。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
口髯(くちひげ)の例文をもっと
(18作品)
見る
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々
“口髯”のふりがなが多い著者
徳田秋声
ロマン・ロラン
内田魯庵
佐左木俊郎
永井荷風
中里介山
泉鏡太郎
江戸川乱歩
夏目漱石
吉川英治