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硬
ふりがな文庫
“硬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こわ
57.0%
かた
31.3%
こは
10.0%
こ
0.7%
かと
0.3%
こえ
0.3%
こわば
0.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こわ
(逆引き)
垢
(
あか
)
染みた、
硬
(
こわ
)
い無精髭が顔中を覆い包んでいるが、鼻筋の正しい、どこか
憔悴
(
やつ
)
れたような中にも、
凛
(
りん
)
とした
気魄
(
きはく
)
が
仄
(
ほの
)
見えているのだ。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
硬(こわ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
かた
(逆引き)
元来
(
がんらい
)
このバナナが正しい形状を保っていたなら、こんな
食
(
く
)
える肉はできずに繊維質の
硬
(
かた
)
い
果皮
(
かひ
)
のみと種子とが発達するわけだけれど
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
硬(かた)の例文をもっと
(50作品+)
見る
こは
(逆引き)
旅行をする折にも手が
硬
(
こは
)
ばると
可
(
い
)
けないからといつて、ピアノを汽車のなかに担ぎ込んで、
閑
(
ひま
)
さへあれば
鍵盤
(
キイ
)
を打つてゐる人である。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
硬(こは)の例文をもっと
(29作品)
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▼ すべて表示
こ
(逆引き)
眼も何かを見た瞬間、そのまま
硬
(
こ
)
わばったように動かない。——その情景は、漁夫達の胸を、
眼
(
ま
)
のあたり見ていられない
凄
(
すご
)
さで、えぐり刻んだ。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
硬(こ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かと
(逆引き)
御意見代りに
大切
(
だいじ
)
な膝借りるというたわけがあるかッ。貸すというても遠慮するが当りまえじゃ。三河流儀の旗本どもは骨が
硬
(
かと
)
うて困る。お紋の膝だけは
爾後
(
じご
)
遠慮するよう気をつけい。五位、行くぞ。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
硬(かと)の例文をもっと
(1作品)
見る
こえ
(逆引き)
去年
(
きよねん
)
の
暮
(
くれ
)
にや
味噌
(
みそ
)
搗
(
つ
)
くつちんで
俺
(
お
)
ら
働
(
はたれ
)
えた
錢
(
ぜね
)
で
鹽
(
しほ
)
迄
(
まで
)
買
(
か
)
つたんだな、
俺
(
お
)
れも
硬
(
こえ
)
え
物
(
も
)
な
噛
(
か
)
めねえから
味噌
(
みそ
)
なくつちや
仕
(
し
)
やうねえな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
硬(こえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
こわば
(逆引き)
(何存ぜぬことがあるものか、これはな、お雪、お前の体に使うのだ、これでその病気を
復
(
なお
)
してやる。)と
屹
(
きっ
)
と
睨
(
にら
)
んで言われましたから、私はもう舌が
硬
(
こわば
)
ってしまいましたのでございます。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
硬(こわば)の例文をもっと
(1作品)
見る
硬
常用漢字
中学
部首:⽯
12画
“硬”を含む語句
硬直
硬張
強硬
手硬
堅硬
生硬
硬過
硬化
硬骨
硬玉
硬相
鯱硬張
硬骨漢
硬苦
硬口蓋
硬筆
固硬
防空硬天井
透明硬膜
軽硬金属板
...
“硬”のふりがなが多い著者
吉川英治
夏目漱石
泉鏡太郎
徳田秋声
薄田泣菫
泉鏡花
海野十三
山本周五郎
北原白秋
中里介山