蟹工船かにこうせん
「おい地獄さ行ぐんだで!」 二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。――漁夫は指元まで吸いつくした煙草を唾と一緒に捨てた。巻煙草はおど …
作品に特徴的な語句
鉄瓶てつびん 不機嫌ふきげん たこ トン ふか 金槌かなづち 不具かたわ 眼差まなざ 布団ふとん 蛆虫うじむし 釣竿つりざお 凄惨せいさん わく 苗字みょうじ 度胆どぎも 訊問じんもん 襟首えりくび 頑張がんば 脚気かっけ 遮断しゃだん 屍体したい 窓硝子まどガラス 時化しけ にしん 強靱きょうじん 脂肪あぶら 賜物たまもの 函館はこだて 蹴落けおと 焼酎しょうちゅう 猥褻わいせつ 居睡いねむ 悠長ゆうちょう 惹起ひきおこ 突嗟とっさ 波濤はとう びょう 声高こわだか 樺太かばふと とま 継子ままこ 菓子がし まかない 沐浴もくよく 楊子ようじ さけ 故里ふるさと 日暮里にっぽり 赭黒あかぐろ 小波さざなみ 藁屑わらくず 不恰好ぶかっこう 啼声なきごえ 泥溝どぶ 煽動せんどう 報知しらせ 濫費らんぴ 豊饒ほうじょう 笑談じょうだん 棍棒こんぼう 真暗闇まっくらやみ 牡牛おうし 折鞄おりかばん 腐爛ふらん 縄梯子なわばしご 鉱山やま 浮標ヴイ 金儲かねもう 宿酔ふつかよい 四囲あたり 真正面まとも 貼紙はりがみ 小樽おたる 水洟みずばな 棒杭ぼうぐい 南京虫ナンキンむし 安坐あぐら 湯灌ゆかん 睾丸きんたま 上膊じょうはく 夜這よば 火花スパアクル 牡鶏おんどり 金口きんぐち くつ 内地くに 竪坑たてこう 出稼でかせ 勢揃せいぞろ 叛逆てむかい かいり 海霧ガス 鎌足かまあし 汽罐かま 白首ごけ 給仕ボーイ 空罐あきかん 麻縄あさなわ 肌脱はだぬ 船腹サイド