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『蟹工船』
ふりがな文庫
『
蟹工船
(
かにこうせん
)
』
「おい地獄さ行ぐんだで!」 二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。——漁夫は指元まで吸いつくした煙草を唾と一緒に捨てた。巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い …
著者
小林多喜二
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「戦旗」1929(昭和4)年5月、6月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2時間4分(500文字/分)
朗読目安時間
約3時間26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
え
)
冷
(
しゃ
)
苛
(
さ
)
入
(
え
)
温
(
あたたま
)
行
(
え
)
積
(
つま
)
腹
(
サイド
)
積
(
か
)
女子
(
あねこ
)
呆
(
ほお
)
可愛
(
めんこ
)
上手
(
うめ
)
性
(
しょ
)
解
(
ほ
)
親父
(
おど
)
恐
(
お
)
円
(
ま
)
手前
(
てめ
)
其処
(
あこ
)
幾
(
なん
)
身体
(
がら
)
片
(
かけら
)
煙筒
(
チェムニー
)
生命
(
えのぢ
)
浮標
(
ヴイ
)
躊躇
(
ため
)
撲
(
な
)
頬
(
ほっ
)
空
(
あ
)
様
(
ざま
)
懐
(
なつか
)
俺
(
おい
)
骨
(
ぽね
)
巨
(
おおき
)
硬
(
こ
)
外
(
そ
)
端
(
はず
)
非道
(
ひで
)
燃
(
た
)
叛逆
(
てむかい
)
一寸
(
いっすん
)
菓子
(
がし
)
艘
(
ぱい
)
捕
(
つか
)
船腹
(
サイド
)
抱
(
かか
)
態
(
ざま
)
親爺
(
おど
)
弔詞
(
ちょうじ
)
謀
(
たくら
)
尖
(
と
)
宛
(
あて
)
外
(
はず
)
給仕
(
ボーイ
)
固
(
かたま
)
喰
(
くら
)
吊下
(
つりさが
)
窟
(
くつ
)
除
(
と
)
燻
(
くすぶ
)
眼
(
ま
)
狭
(
せ
)
稀
(
ま
)
雑夫
(
ざつふ
)
殆
(
ほと
)
怠
(
なま
)
眼差
(
まなざ
)
傭船
(
チアタア
)
惹起
(
ひきおこ
)
止
(
よ
)
兎
(
うさぎ
)
度
(
たび
)
幾何
(
いくら
)
内地
(
くに
)
巾
(
はば
)
眠
(
ね
)
馳
(
か
)
仇
(
かたき
)
扉
(
とびら
)
樺太
(
かばふと
)
羨
(
うらやま
)
賄
(
まかない
)
浬
(
かいり
)
処
(
とこ
)
越年
(
おつねん
)
嫌
(
いや
)
凧
(
だこ
)
失敗
(
しま
)
碇
(
とま
)
担
(
にな
)
函
(
ばこ
)
蹲
(
しゃが
)
湯桶
(
ゆおけ
)
拍
(
たた
)
堪
(
た
)
面
(
つら
)
片
(
きれ
)
鎌足
(
かまあし
)
暴風
(
しけ
)