“叛逆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんぎゃく79.3%
はんぎやく10.3%
むほん3.4%
てむかい3.4%
はんげき3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何事かを自らなし得ると思う時、それだけ自然へ叛逆はんぎゃくする。自然が与える美、それを素直に受ける者に、始めてよき作が許されるであろう。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
世の常識道徳に叛逆はんぎやくしてはならず、それから一歩すすんだものでなければならないとか、イデオロギー的の片よりがあつてはならず、つねに中間的、中庸的でなければならないとか
 叛逆むほんを起すにわざわざ知らせて寄こいたのじゃ。
胚胎 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
然し、船頭が、ゴム底タビの赤毛布の裏を出して、ストーヴにかざしながら、「おいおい叛逆てむかいなんかしないでけれよ」と云った。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
これは彼らへの不尊な叛逆はんげきではなく、これのみが真に彼らの趣旨を継承し発展せしめる所以となるであろう。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)