“てむかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
抵抗72.7%
反抗9.1%
叛逆9.1%
手向9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんまりです! 沢庵さん! いくら何でも、先刻さっきから聞いていれば、抵抗てむかいのできない者へひどすぎます。……あ、あなたは僧侶じゃありませんか。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
反抗てむかいもしなければ船を
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
然し、船頭が、ゴム底タビの赤毛布の裏を出して、ストーヴにかざしながら、「おいおい叛逆てむかいなんかしないでけれよ」と云った。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
銓は初め忍んで黙っているが、のちには「おっさん、いやだ」といって、手を挙げて打つ真似まねをする。宗右衛門はいかって「親に手向てむかいをするか」といいつつ、銓をこぶしで乱打する。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)