“はんかう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハンカウ
語句割合
版行37.5%
反抗25.0%
半江12.5%
反更12.5%
汎交12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤い版行はんかうで色づけたぼん/\の袋は、どこかの縁日の、夜店のカンテラの灯と、ざわ/\した人の往きかひとを思はせた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
お粂は猛然と反抗はんかうするのです。身扮みなりを整へる暇もなかつたか、これも寢卷に袷を引つ掛けたまま、寢亂れた姿が反つてあだめいて見えると言つた、世にも惠まれた年増です。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
(中略)三年を経て妻森氏明和五年冬一女を産す。又明和八年一女を産す。妾山中氏より妻の微質を助け、二女を憐愛す、故に妻妾さいせふ反更はんかう和好わかうにして嫌悪の事なし。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
寛政の末だと云ふから、印南が五十前後の頃である。印南は汎交はんかうを避け、好んで書を読んだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)