“仇”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あだ67.2%
かたき29.4%
がたき0.7%
あた0.5%
あど0.5%
きゅう0.5%
0.2%
かた0.2%
がた0.2%
0.2%
(他:1)0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“仇”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸46.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語9.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
旦那様のあだを今年のうちに捜し出して、本望ほんもうげた上でお詫びいたします、あゝ勿体ない、口が曲ります
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ベルトは強健なあだっぽい娘で、蒼白あおじろい顔色をし、紅色の帽子をかぶり、ぼんやりしたにこやかな眼つきをしていた。
「ハムレツト」の悲劇もゲエテによれば、思想家たるべきハムレツトが父のかたきを打たなければならぬ王子だつた悲劇である。
「あの方と、此處の御主人とは元同じ藩中で、——あの方は、御主人をかたきのやうに思ひ込んでゐる樣子でございますが——」
私はそれらの婦人が醜業婦を憎むのを見るたびに、彼らは無意識に商売がたきを憎んでいるのであるという感を禁じ得ない。
私娼の撲滅について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
「だってあきんどの身になれは、同じ町内にあんな大きな商売がたきができてみると、糊口みすぎが立ってゆくかゆかないかの瀬戸ぎわですもの」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
親子はただ驚いて見ている。あたをしそうな様子も見えぬので、恐ろしいとも思わぬのである。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一席申し上げます、是は寛政十一年に、深川元町ふかがわもとまち猿子橋さるこばしぎわで、巡礼があたを討ちましたお話で、年十八になります繊弱かよわい巡礼の娘が、立派な侍を打留うちとめまする。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すがって頼むようにあどなく云って、しっかり格子につかまって、差覗きながら、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手足も小さくあどない顔して、目立った仮髪かつらまげばかり。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
支那の劉松年、きゅう十州、銭滄州せんそうしゅうあたりの扮本ふんぽんを手にでもいれると、まったく妻も子も、米の事もない、天地の一孤夫こふ草雲だった。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
葛伯かつはくしょうきゅうすと言い、鄭人ていじんが温の麦を刈るといい、イスラエル人が牧場を争うといい、高地のスコットランド人が低地のスコットランド人の牛羊穀物を奪うというの類のごとき、その戦争の目的はこれ生活の方便をたがいに争うものにあらずや。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
最初は峰打ちと思うたが、次第にあしらいかねて来た故、若侍を最初にち棄てて、返す刀に二人を倒おしたまま何事ものう引取ったものじゃ……しかし、それにしても若侍の事が何とのう不憫に存じた故、それからのちに人の噂を聞かせてみたところが、何でも身共の姓名をかたって飲食をしておったどこかのナグレ浪人共が、別席で一杯傾けておった友川なにがしという旗本に云い掛りを附けて討ち果いた上に、料理を踏倒おして逃げ失せおった。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「じゃあ、お坊様がた、わしもミウーソフさんの後を追って行きますよ! もう二度とここへは来ませんぜ、膝をついて頼まれたって来るこっちゃありません。わしが千ルーブル寄進したもんだから、それであなたがたはまた目を皿にして待ってなすったのでがしょう、へ、へ、へ! なんの、もうけっしてあげやしませんよ。わしは自分の過去の青年時代や、自分の受けたすべての侮辱に対してかたき討ちをするんです!」と彼は憤怒の発作をよそおって
ルコック探偵には、商売がたきのボンクラ探偵の登場が絶対に必要なものがあり、それによってルコックの修業時代が表現されているのであるが、その他の亜流の作品には必然性というものはない。
探偵小説を截る (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
一年いちねんぜん其志そのこゝろざしいだいたわたしだ小説のふでつて見なかつたのであるが、おそかな
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
君ト予トハ元ヨリアダデハナク、君ノ厳父ハ、予ノ先輩デアリ、長ジテハ、君ト知ッテ、史ヲ語リ、兵ヲ談ジ、天下ノ為、大イニ成スアランコトヲ、誓イアッタ友ダッタ。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)