“仇光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あだびか80.0%
あだびかり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
透かした前途ゆくてに、蘆の葉にからんで、一条ひとすじ白い物がすっとかかった。——穂か、いやいや、変に仇光あだびかりのする様子が水らしい、水だと無駄です。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
で、てらてらと仇光あだびかる……姿こそ枯れたれ、石も点頭うなずくばかり、おこないすまいた和尚と見えて、童顔、鶴齢かくれいと世に申す、七十にも余ったに、七八歳と思う、軽いキャキャとした小児こどもの声。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、さすがに、ぶくぶくと其処で留った、そして、泡が呼吸いきをするような仇光あだびかり
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)