“仇花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あだばな87.5%
あだはな12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怠って、荊園けいえん仇花あだばなに、心を奪われたりなどして、思えば面目ない。しかもその天罰を父に代って子がうけるとは。——ああ、ゆるせよ曹昂
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実花みばなを飾って仇花あだばなを隠すか」鎌二郎はそう云いながら、するどい眼つきでその席を見まわし、鼻でふんとわらった、「——この法要はごまかしだ、こんな法要はやめてしまえ」
滝口 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
百姓だけに仇花あだはなちぎつて捨てるものと思ひ込んだ親爺は、とうと成斎をうちからり出す事に決めた。