“糊口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここう71.7%
くちすぎ18.9%
くち3.8%
くらし1.9%
すご1.9%
みすぎ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはくから文学は糊口の道でもなければ、また栄達の道でもないと思っていた。これは『小説作法』の中にもかいて置いた。
正宗谷崎両氏の批評に答う (新字新仮名) / 永井荷風(著)
こういう有様であるから、とても普通の小供のように一通りの職業を習得するは思いも寄らず、糊口をすることがでありました。
糊口も糊口だが、糊口より先に、何か驚嘆にする事件に会いたいと思ってるが、いくら電車に乗って方々歩いても全く駄目だね。攫徒にさえ会わない」
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それも多少は祖母を引うけた家から扶助でもらって僅かに糊口を立てていたので、お秀の給料と針仕事とでは三人の口はとても過活されなかった。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
二斗の麦で女房子まで糊口すということはほとんど出来ない事で、つまり商売と内職の方で儲けた銭で生活を立てて居るのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「だってあきんどの身になれは、同じ町内にあんな大きな商売ができてみると、糊口が立ってゆくかゆかないかの瀬戸ぎわですもの」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)