“多少”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たせう52.4%
たしょう16.7%
たしよう11.9%
いくら9.5%
いくらか4.8%
すこし2.4%
タショウ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて私の結婚生活は、のやうにぐる/\と私どもをばうとしました、今猶多少の渦はこの身邊を取りみつゝあるけれども
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
も、そうっていたようです。しかし、宝物ったのは、多少ぼくがったのと、意味がちがうかもしれません。
時計と窓の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一、 最初一瞬間非常地震なるかかを判斷し、機宜する目論見てること、しこれには多少地震知識す。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
時々さう思ふ事がある、あの人の水臭い仕打の有るのは、多少か自分をつてゐるのではあるまいか。自分は此家の厄介者、あの人は家附の娘だ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
多少纏まった銭が骨折れずに入った時であったから、何時もちょび/\本を売っては可笑な処ばかしを彷徨いていたが、今日は少し気楽な贅沢が為て見たくなって
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
それも多少は祖母を引うけた家から扶助でもらって僅かに糊口を立てていたので、お秀の給料と針仕事とでは三人の口はとても過活されなかった。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ケサ、六時林房雄氏一文ンデ、カカナケレバナルマイトジマシタ。多少悲痛ト、決断、カノ小論行間レテ清潔ジマシタ。文壇、コノ四、五ナカッタコトダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)