“多少銭”の読み方と例文
読み方割合
なにがし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩成先生も大分遊歴に慣れて来たので、此処で宿泊謝絶などを食はせられては堪らぬと思ふので、ずん/\と来意を要領よく話して、白紙に包んだ多少銭なにがしかを押付けるやうに渡して仕舞つた。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
晩成先生も大分だいぶ遊歴に慣れて来たので、此処ここで宿泊謝絶などを食わせられてはたまらぬと思うので、ずんずんと来意を要領よく話して、白紙に包んだ多少銭なにがしかを押付けるように渡してしまった。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)