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多少
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たしょう
母も、そう
思っていたようです。しかし、
母が
宝物と
思ったのは、
多少ぼくが
思ったのと、
意味がちがうかもしれません。
どうかして
宗教にはいらしめようとこころみたが、
多少理屈の頭があったから、どうしても
信仰にはいることができない。
で、
多少は
私のきき
損ね、
思い
違いがないとも
限りませぬから、その
点も
何卒充分にお
含み
下さいますよう……。
多少の
再度の
内省と
分析とはあっても、たしかにこのとおりその時
心象の中に
現われたものである。ゆえにそれは、どんなに
馬鹿げていても、
難解でも
必ず心の
深部において
万人の
共通である。
仙さんは
多少富裕な家の息子の果であろう。乞食になっても
権高で、中々吾儘である。
五分苅頭の
面桶顔、柴栗を押つけた様な鼻と鼻にかゝる声が、昔の
耽溺を語って居る。仙さんは自愛家である。
多少耳の
遠くなったお
坊さまは、
耳を
娘の
方へやるようにして、
聞いていましたが、うんといわずに、
頭を
振りながら
その
際私達の
間に
交された
問答の
中には、
多少皆様の
御参考になるところがあるように
思われますので、
序にその
要点だけここに
申し
添へて
置きましょう。
『一
体これは
何誰かしら……』
心は
千々に
乱れながらも、
私は
多少の
好奇心を
催さずに
居られませんでした。
バナナも、つえも、その
言葉を
聞くと、いったい、どこへゆくのだろうかと
思いました。そして、それに
対して、
多少不安を
感じないではいられませんでした。
彼は、
多少、
無気味になりました。
“多少”の意味
《名詞》
多少(たしょう)
多いことと少ないこと。多いか少ないか。
少量。小規模。ある程度。
《形容動詞》
多少(たしょう)
少量ではあるが、無視できるほど皆無ではなく。
(出典:Wiktionary)