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千々
ふりがな文庫
“千々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちぢ
76.2%
ちゞ
23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちぢ
(逆引き)
彼は古ぼけたぺしゃんこになった枕に顔を埋めて、じっと考えた。長い間考えた。心臓は激しく鼓動し、思いは
千々
(
ちぢ
)
に乱れ騒いだ。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
胸を打って、襟を
掴
(
つか
)
んで、
咽喉
(
のど
)
をせめて、思いを
一処
(
ひとところ
)
に凝らそうとすれば、なおぞ、
千々
(
ちぢ
)
に乱れる、砕ける。いっそ諸共に水底へ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
千々(ちぢ)の例文をもっと
(32作品)
見る
ちゞ
(逆引き)
火よりも熱き
千々
(
ちゞ
)
の願ひわが目をしてかのたえずグリフォネの上にとまれる光ある目にそゞがしむれば 一一八—一二〇
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
千々
(
ちゞ
)
に
心
(
こゝろ
)
を
碎
(
くだ
)
いた
揚句
(
あげく
)
、
遂
(
つひ
)
にあんな
妙
(
めう
)
な
事
(
こと
)
に
托
(
たく
)
して、
私共
(
わたくしども
)
の
弦月丸
(
げんげつまる
)
に
乘組
(
のりく
)
む
事
(
こと
)
を
留
(
と
)
めやうと
企
(
くわだ
)
てたのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
千々(ちゞ)の例文をもっと
(10作品)
見る
千
常用漢字
小1
部首:⼗
3画
々
3画
“千々”で始まる語句
千々岩
千々石
千々姫
千々岩灘
千々年
千々村
千々和灘
千々岩君
千々種々
千々岩安彦
“千々”のふりがなが多い著者
アリギエリ・ダンテ
押川春浪
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
橘外男
岩野泡鳴
北原白秋
作者不詳
吉川英治
島崎藤村
正岡容