“一瞬間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつしゆんかん33.3%
いっしゅんかん33.3%
ほんのひととき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、 最初さいしよ一瞬間いつしゆんかんおい非常ひじよう地震ぢしんなるかいなかを判斷はんだんし、機宜きゞてきする目論見もくろみてること、たゞしこれには多少たしよう地震知識ぢしんちしきようす。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ほんの一瞬間いっしゅんかん眼をつぶって再び見開けば、どこかその辺のまがきの内に、母が少女の群れに交って遊んでいるかも知れなかった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と云うのは何んでも夜になると、その鳰鳥は一瞬間ほんのひととき現世このよから黄泉あのよへ行くそうじゃ。言い換えるとつまり死ぬのじゃな。そうして一旦いったん死んで置いて、それから間もなく生き返るそうじゃ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)