“糊附”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
のりづ	66.7%
はりつ	33.3%

のりづ

嫁入着物に糊附（のりづ）けものを売ったため、嫁御寮（よめごりょう）の変死から、その母親が怨みの呪（のろ）い「め」と書いては焼火箸（やけひばし）をつきさしていたという、怪談ばなしの本家江島屋の

旧聞日本橋：14 西洋の唐茄子 (新字新仮名) ／ 長谷川時雨(著)

「尤も、そいつは返して貰つても、燒繼（やきつ）ぎも糊附（のりづ）けもきかねえ」

銭形平次捕物控：174 髷切り (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

はりつ

仕方を見せて見物を泣かせる目算（つもり）のあてはずれ、発奮（はずみ）で活歴を遣って退（の）け、手痍（てきず）少々負うたれば、破傷風にならぬようにと、太鼓大の膏薬（こうやく）を飯粒にて糊附（はりつ）けしが、歩行（あるく）たびに腹筋（はらすじ）よれて、跛（びっこ）曳（ひ）き曳き

貧民倶楽部 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

糊	漢検準1級 部首:⽶ 15画
附	常用漢字 中学 部首:⾩ 8画