トップ
>
手痍
ふりがな文庫
“手痍”の読み方と例文
読み方
割合
てきず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てきず
(逆引き)
仕方を見せて見物を泣かせる
目算
(
つもり
)
のあてはずれ、
発奮
(
はずみ
)
で活歴を遣って
退
(
の
)
け、
手痍
(
てきず
)
少々負うたれば、破傷風にならぬようにと、太鼓大の
膏薬
(
こうやく
)
を飯粒にて
糊附
(
はりつ
)
けしが、
歩行
(
あるく
)
たびに
腹筋
(
はらすじ
)
よれて、
跛
(
びっこ
)
曳
(
ひ
)
き曳き
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吃驚
(
びっくり
)
して文三がフッと
貌
(
かお
)
を振揚げて見ると、
手摺
(
てず
)
れて
垢光
(
あかびか
)
りに光ッた洋服、しかも二三カ所
手痍
(
てきず
)
を負うた奴を着た壮年の男が、余程
酩酊
(
めいてい
)
していると見えて、鼻持のならぬ程の
熟柿
(
じゅくし
)
臭い
香
(
におい
)
をさせながら
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
手痍(てきず)の例文をもっと
(2作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
痍
漢検1級
部首:⽧
11画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手痍”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
泉鏡花