“くちすぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糊口58.3%
口糊8.3%
口過8.3%
渡世8.3%
生活8.3%
生涯8.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アンヌ・ハヸランド女史も、鼻がよく利くといふので、ある香料研究所に雇はれて、どうにかその日の糊口くちすぎが出来るやうになつた。
黒猫「どうしてなか/\、わたしなんざあ、自分じぶん自分じぶん糊口くちすぎをしなきやあならないんですからやりきれやせんや」
ただ口糊くちすぎをする為に耶蘇やそ教に入って居るだけであって、決して耶蘇教を信じて入って居るのでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
なに坑夫をしなくったって、口過くちすぎだけなら骨は折れませんやあ
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
商売冥利みょうり渡世くちすぎは出来るもの、あきないはするもので、五布いつのばかりの鬱金うこんの風呂敷一枚の店に、襦袢じゅばんの数々。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そう云ってもあなたの方は、まだホヤホヤの新店だから、お賽銭のたかも多かろうが、私の方の守本尊、孕石様のご利益りやくと来たら、ずいぶん昔から云いはやされ、試しの尽くされたあげくゆえ、今では一向信者もなく、自然お賽銭も上がらぬ始末に、私一人の生活くちすぎさえ、むずかしいほどになりました」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
吾等こちとらいやしい生涯くちすぎでは、農事しごと多忙いそがしくなると朝も暗いうちに起きて、燈火あかりけて朝食あさめしを済ます。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)