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口過
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くちすぎ
ふりがな文庫
“
口過
(
くちすぎ
)” の例文
なに坑夫をしなくったって、
口過
(
くちすぎ
)
だけなら骨は折れませんやあ
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
怒ると雖
詮方
(
せんかた
)
なく頼み切たる
利兵衞
(
りへゑ
)
斯
(
かく
)
の如き
心底
(
しんてい
)
なれば
當惑
(
たうわく
)
致
(
いた
)
したれども
斯
(
かく
)
繁昌
(
はんじやう
)
の御當地に付如何樣にも
口過
(
くちすぎ
)
は
相成
(
あひなり
)
申べくと
存
(
ぞん
)
じ
其後
(
そのご
)
は一
度
(
ど
)
も
相尋
(
あひたづ
)
ね申さず
扨
(
さ
)
て
彼
(
か
)
の
櫛簪
(
くしかんざし
)
の
儀
(
ぎ
)
は利兵衞娘菊より
内々
(
ない/\
)
貰
(
もら
)
ひ
母
(
はゝ
)
の病氣にて
貯
(
たくは
)
へ
盡
(
つき
)
候故
與兵衞
(
よへゑ
)
に賣て母の病氣
救
(
すく
)
ひ候なり
決
(
けつ
)
して
盜
(
ぬすみ
)
しには候はず
何卒
(
なにとぞ
)
此段
(
このだん
)
御賢察下
(
ごけんさつくだ
)
され御免を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
“口”で始まる語句
口惜
口
口吻
口説
口髭
口籠
口許
口上
口調
口々