“鬱金”の読み方と例文

読み方	割合
うこん	100.0%

うこん

そうかと思うと一人の女は、鬱金（うこん）の手拭（てぬぐ）いで鉢巻をし、赤い襷（たすき）を十字に綾取り、銀色の縄で熊を結え、それを曳きながら歩いて行く。

蔦葛木曽棧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)

平次はお萬の部屋の箪笥（たんす）の中から、隣の部屋でお縫の手を後ろに縛つてあつたといふ、鬱金（うこん）の扱帶（しごき）と全く同じ品を見付け出したのです。

銭形平次捕物控：187 二人娘 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)

「探し物というのはお金でしょう、鬱金（うこん）の財布に入れたお金のことでしょう、それをお前さんは探しておいでなさるんでしょう」

大菩薩峠：09 女子と小人の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)

“鬱金”の意味

《名詞》
鬱金 (うこん)

ショウガ目ショウガ科ウコン属に属する多年草。学名: Curcuma longa（シノニム: Curcuma domestica）。

1の根茎からとった染料。またそれで染めた色。
(出典:Wiktionary)

“鬱金（ウコン）”の解説

ウコン（鬱金、学名: Curcuma longa）は、ショウガ科ウコン属の多年草。英称ターメリック (turmeric)。インドが原産であり、紀元前からインドで栽培されている。「鬱金」の原義は「鮮やかな黄色」。呉音「ウッコン」が転訛しウコンとなった。
(出典:Wikipedia)

鬱	常用漢字 中学 部首:⾿ 29画
金	常用漢字 小１ 部首:⾦ 8画