“うこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鬱金66.7%
右近18.2%
欝金13.1%
卯黄1.0%
鬱黄1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次はお萬の部屋の箪笥たんすの中から、隣の部屋でお縫の手を後ろに縛つてあつたといふ、鬱金うこん扱帶しごきと全く同じ品を見付け出したのです。
ゆうゆうと月にうそぶいてから(右近うこんの馬場が恋しくなった。あすこへ行け)と、いうと、男は(そんなには、参れません。もう、御かんべんを)
大力物語 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
娘は浮かぬ顔を、愛嬌あいきょうに傾けて、床の間を見る。じくむなしく落ちて、いたずらに余る黒壁の端を、たてって、欝金うこんおいが春を隠さず明らかである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と——その下には、卯黄うこんきれ
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鬱黄うこん百合ゆりににじむひとみをつぶり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)