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截
ふりがな文庫
“截”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
き
74.4%
た
18.9%
キ
2.4%
ぎ
1.2%
きっ
0.6%
きり
0.6%
さ
0.6%
せつ
0.6%
たち
0.6%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
き
(逆引き)
十坪程の表庭の草木は、
硝子箱
(
ガラスばこ
)
の中の標本のように、くっきり
茎目
(
くきめ
)
立って、一きわ明るい日暮れ前の光線に、形を
截
(
き
)
り出されている。
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
截(き)の例文をもっと
(50作品+)
見る
た
(逆引き)
とお筆でさえも、上気したかのように、そこまで語り続けたとき、彼女はいきなり言葉を
截
(
た
)
ち切って、せつなそうな吐息を一つ洩らした。
絶景万国博覧会
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
截(た)の例文をもっと
(31作品)
見る
キ
(逆引き)
すつかり
截
(
キ
)
り離されて、自由な空にかけつて居る自分でゞもあるやうな、豊かな心持ちが、暫らくは払つても/\、消えて行かなかつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
截(キ)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
ぎ
(逆引き)
雀の尻上を横
截
(
ぎ
)
りした図を出し、確か指を切って血止まらざるを止めんとならば、活きた雀を腰斬りしてその切り口へ傷処をさし込むべしとあったと記憶するが
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
截(ぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
きっ
(逆引き)
御覧遊ばせ今料理人がちょいとナイフで
截
(
きっ
)
たと思うと
直
(
すぐ
)
肩の骨が二つに離れました。見ているとあの通り優しいようですが自分で致すとなかなかむずかしくって容易にあの蝶番いが見当りません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
截(きっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
きり
(逆引き)
静海、刀をおろし、陰茎の脇、ふぐりの右の方を五六寸も
截
(
きり
)
割りたりとか。おのれにはただ冷水を注ぐかと思われぬ。この時、
午
(
うま
)
の刻の鐘きこえけり。
玉取物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
截(きり)の例文をもっと
(1作品)
見る
さ
(逆引き)
どうして過して居るか知らんと思うと私は寝て居る中にも涙が出て
腸
(
はらわた
)
を断ち
截
(
さ
)
かるるの思いがある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
截(さ)の例文をもっと
(1作品)
見る
せつ
(逆引き)
東に召すと東に徙るとは分明に二
截
(
せつ
)
をなしてゐる。わたくしの読むことが精しくなかつたと謂はなくてはならない。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
截(せつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たち
(逆引き)
葛の三ツ葉が、青く重なり合い、その下から川の瀬音が、葉をむくむくと
擡
(
もた
)
げるようにして、耳に
通
(
かよ
)
って来る、対岸の山を仰ぐと、斜めに
截
(
き
)
っ立った、禿げちょろの「
截
(
たち
)
ぎ」の傍には唐松の林が
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
截(たち)の例文をもっと
(1作品)
見る
截
漢検1級
部首:⼽
14画
“截”を含む語句
直截
截然
截断
横截
半截
截石
截切
截片
腹部截開
截鉄
断截
截割
縦截
直截的
簡明直截
細截
明截
截餘
截頭機
截開
...
“截”のふりがなが多い著者
小島烏水
南方熊楠
小栗虫太郎
幸田露伴
森鴎外
木暮理太郎
倉田百三
石川啄木
蒲 松齢
山本周五郎