“截（キ）” の例文
すつかり截（キ）り離されて、自由な空にかけつて居る自分でゞもあるやうな、豊かな心持ちが、暫らくは払つても／＼、消えて行かなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
予ハ其ノ小窓ヨリ窓外ヲ見タルトコロ傾斜（ケイシャ）セル山腹（サンプク）ガ截（キ）リトラレアルヲ見タリ。其ノ前ニ小屋アリテ人々出入ス。雑品倉庫（ザッピンソウコ）ナルコトヲ知リ得タリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
截（キ）りはたり、ちようちよう。それ——、早く織らねば、やがて、岩牀の凍る冷い冬がまゐりますがよ——。
死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
截（キ）りはたり、ちようちよう。それ——、早く織らねば、やがて、岩牀の凍る冷い冬がまゐりますがよ——。
死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
截（キ）りはたり　ちようちよう。それ—、早く織らねば、やがて、岩牀の凍る冷い冬がまゐりますがよ——。
死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫、釈迢空(著)
せつかく織り上げた上帛（ハタ）を、裁（タ）つたり截（キ）つたり、段々布は狹くなつて行く。
死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫、釈迢空(著)
せつかく織り上げた上帛（ハタ）を、裁（タ）つたり截（キ）つたり、段々布は狹くなつて行く。
死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
せつかく織り上げた上帛（ハタ）を、裁（タ）つたり截（キ）つたり、段々布は狭くなつて行く。
死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)