“半截”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんせつ75.0%
はんさい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小太郎は、二時の授業時に、笑いながら、半截はんせつの用紙に、それでもやっと一枚と二行くらい書いて来て、新子にさし出した。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
よく訊いてみると、先頃何処かの画会に、保太郎氏が半截はんせつに山水画をいて出品した事があつた。すると、大阪見物に出て来た、雲州辺の百姓がそれを見て熟々つく/″\感心した。
俳句に対し総括的な定義を下すと共に、修学第一期、第二期、第三期の順を追うて種々の方面よりその特質を説いたもので、菊判半截はんさい一八八ページの小冊子を以てほぼ意を尽している。
「俳諧大要」解説 (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)