トップ
>
半截
>
はんせつ
ふりがな文庫
“
半截
(
はんせつ
)” の例文
小太郎は、二時の授業時に、笑いながら、
半截
(
はんせつ
)
の用紙に、それでもやっと一枚と二行くらい書いて来て、新子にさし出した。
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
よく訊いてみると、先頃何処かの画会に、保太郎氏が
半截
(
はんせつ
)
に山水画を
描
(
か
)
いて出品した事があつた。すると、大阪見物に出て来た、雲州辺の百姓がそれを見て
熟々
(
つく/″\
)
感心した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
彼は
抽斗
(
ひきだし
)
から少しよごれた円筒形に巻いたものをとり出し、そのテイプをほどいて、灰色の
半截
(
はんせつ
)
の紙の上に、ぞんざいな字で書いてある、短い文句の書いてある紙を、私に手渡した。
グロリア・スコット号
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
大分以前京都のある呉服屋が栖鳳、
香嶠
(
かうけう
)
、
芳文
(
はうぶん
)
、
華香
(
くわかう
)
の四人に
半截
(
はんせつ
)
を一枚
宛
(
づつ
)
頼んだ事があつた。出来上つてから店の番頭が
金子
(
きんす
)
一封を持つて華香氏の
許
(
とこ
)
へお礼に往つたものだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“半截”の意味
《名詞》
(はんさい、はんせつ)半分に切ること。
(はんせつ)唐紙や画仙紙などの全紙を縦に半分に切ったもの。
(出典:Wiktionary)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
截
漢検1級
部首:⼽
14画
“半”で始まる語句
半
半分
半刻
半纏
半襟
半纒
半身
半年
半切
半歳