“繊弱”のいろいろな読み方と例文
旧字:纖弱
読み方割合
かよわ65.0%
せんじゃく10.0%
きやしや5.0%
ひよわ5.0%
デリケート5.0%
かぼそ2.5%
かよは2.5%
しなやか2.5%
なよやか2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恩あるその人のに今は立ち居る十兵衛に連れ添える身のすこと辛く、女気の繊弱くも胸をどきつかせながら、まあ親方様
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
また読者中繊弱なる女子に助言するなりまたはその他の親切をいえば、彼奴はチト怪しいと疑われたこともあろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
すやうな定まりない体温、肉体の動揺と不安、悲しい幻滅……色の白い繊弱な姉さんと違ひ、もと/\夫人はそんな風に成りさうも無かつた人で
灯火 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一人ッ子と言うばかりでなく、この十三になったばかりの繊弱い子のには、十年前に別れた先妻の忘れ難いおもかげが残って居たのです。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
大束な事を言って、お静はソッと店中に眼を走らせました。近頃出来の店構えで何となく真新しい普請ですが、そのくせ妙に陰気で妙に手丈夫に出来ているのが、娘の繊弱な神経を圧迫します。
の葉の騒ぐのとは思いながら、澄んだ耳には、聴き覚えのある皺嗄れた声や、快活な高声や、低い繊弱い声が紛々と絡み合って、何やらりにしく話しているように思われる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
よ/\、ながら、出家よりへられたやうな、される、繊弱可哀なものではい。真直に、しく、しくつ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
色のるばかりに白き、難を求めなば、髪は濃くて瑩沢に、も重げにねられたれど、髪際く打乱れたると、立てるこそ風にもふまじく繊弱なれど、の過ぎたる為に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)