繊弱なよやか)” の例文
旧字:纖弱
色のとほるばかりに白き、難を求めなば、髪は濃くて瑩沢つややかに、かしらも重げにつかねられたれど、髪際はへぎはすこしく打乱れたると、立てるかたちこそ風にもふまじく繊弱なよやかなれど、おもてやせの過ぎたる為に
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)