“大束”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおたば59.1%
おほたば22.7%
おおたぶさ9.1%
おほたぶさ4.5%
おほつか4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は舌鼓したつづみをうって、案内者なしに妻と二人ふたり西を指して迦南カナンの地を探がす可く出かけた。牧師は玉川の近くで千歳村ちとせむらだと大束おおたばに教えてくれた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「何だ、人の財布を預かつてゐると思つて、いやに大束おほたばを決めるぢやないか——まア宜いや、手拭一と筋で喧嘩にもなるめえ、素直に歸らう」
髪を総髪の大束おおたぶさに結び、素足に草履を穿いている。夕陽の色に照らされていながら、なお蒼白く感じられるほど、その顔色は白かった。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
果は濡羽ぬれは厚鬢あつびん水櫛みづぐしあてて、筈長はずなが大束おほたぶさに今樣の大紋だいもん布衣ほいは平生の氣象に似もやらずと、時頼を知れる人、訝しく思はぬはなかりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
一行の通弁役に聖学院しやうがくゐん大束おほつか直太郎氏が居た。氏は英語学者だけに腹の減つた時の英語と同じやうに、腹の立つた時の英語をも知つてゐた。氏は給仕長を呼んだ。