“おおたば”の漢字の書き方と例文
語句割合
大束100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが今日は暗闇で旗本六人が鼻をそがれた敵討というので同門から金を集めてくれたので、大分懐中ふところは温かいのだから、大束おおたばを極めて好きな酒が呑めるのであった。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
とお母さんは大束おおたばに出た。英語も長唄同様、習いさえすれば一通り出来るものと思っている。
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「けッ、なにが伝兵衛、伝兵衛だ。大束おおたばな呼び方をしやアがって。……馬鹿にするねえ」
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)